基本的に、英検準1級に合格する為には英語総合力を向上させる必要があります。
この為には日々、語彙力の増強のための勉強を継続し、リスニング勉強、及びディクテーションやシャドーイングのようなアウトプット勉強を繰り返し行うことによって、英語処理能力を向上させることが必要になってきます。
私の場合は2002年の初めに、独学では英検準1級に合格できないと思い、2002年2月からアルクの『英検マラソン準1級コース(受講期間4ヶ月)』の受講を開始しました。
このコースの内容ですが、ディクテーションやリピーティングの繰り返し学習、数字の聞き取りや簡単な計算をさせて正答を選択する問題が含まれていました。
私自身はこのような勉強を取り入れたことによって、英語処理能力を向上させることができたと感じています。
現在、この『英検マラソン準1級コース』は終了しており受講できませんが、英検準1級の総合対策用の参考書がありますので、これについては最後に御紹介したいと思います。
私が英検準1級を受験したのは1999年から2002年であり、そのときには
英作文はありませんでした。2004年に英検がリニューアルされてから英作文が加わり、
試験内容は以下の通りに変更になっています。(No.5,6,7はリスニング問題です)
| No. | 問題形式 | 問題数 | 時間配分 |
| 1. | 短文の語句空所補充問題 | 25 | 17分 |
| 2. | 長文の語句空所補充問題 | 6 | 20分 |
| 3. | 長文の内容一致選択問題 | 10 | 35分 |
| 4. | 英作文問題 | 1 | 15分 |
| 5. | 会話の内容一致選択問題 | 12 | − |
| 6. | 文の内容一致選択問題 | 12 | − |
| 7. | Real-Life形式内容一致選択問題 | 5 | − |
私が受験したときには英作文問題はありませんでしたので、私が受験したときよりも問題が難しくなっているように感じます。
英検準1級の試験時間は筆記試験が90分ですが、各試験パートに費やすことのできる時間配分を予め決めておき、実際の試験時に時間配分を確認しながら、解答を進める必要があると思います。
上記の時間配分は私が受験するとした場合の目標の時間配分を示したものです。
空欄に当てはまる単語を選択していく必要がありますが、英検2級に比べてかなりレベルが上がります。
英検準1級の審査基準によると約7,500語レベルの語彙力が要求されるため、毎日少しずつで良いと思うので、英単熟語を暗記していき語彙力を増強する必要があると思います。
私の場合は英検Pass単熟語準1級
このパートの得点率は低いようですが、暗記を確実に行っておけば点数を稼ぎやすいパートであると思いますので、7割以上の正解を目標にしてください。
長文空所補充問題では、文章の初めから話の内容と流れをつかみながら、英文を読んで解答していく必要があります。空欄の前後の内容と流れを良く把握して英文を読めば、正答を選択することができると思います。
注意が必要なのは文中で否定語が使用されている事があり、このために話しの流れを把握し難い場合がある為、過去問題集で長文空所補充問題を繰り返し勉強して慣れる必要があると思います。(2008年度第3回検定の最初の問題が良い例だと思います。)
また過去問題をみると選択肢に出てくる単語は、過去に出題されたものが多く使われておりますので、過去問題に使用されている単語で知らない単語は暗記しておきましょう。
ここでは、“Nevertheless”や"In spite of"が良く使用されています。
長文の内容一致問題でも文章の始めから話の内容と流れをつかみながら、英文を読んでいく必要がありますが、まず初めに質問文を見て、質問文に使われているキーワードを確認しながら、長文本文を読んでいきます。
質問に対する答えは、長文本文を順番に読んでいけば見つけられると思います。
本文を読み始めてキーワードがあった場合は、アンダーラインを引いてみることをオススメします。
キーワードまわりの本文をよく読むと選択すべき答えが分かってくると思います。
長文問題は、過去問題集で十分に勉強しておき、回答に慣れておくと良いと思います。
注意が必要なのは、質問文中のキーワードと本文中の単語が同じでなくても、意味が同じ単語が使用されている場合があるので、その場合は異なる印をつけておきます。
質問文中の単語と本文中の単語が異なっていても、意味が同じである場合、それが選択すべき答えであったりしますので注意が必要です。
2008年度第3回の試験では、質問文中で”subsidies”が使用されているが、本文中では“financial assistance”が使用されている場合がありました。
英作文問題は、Eメールやレターの問い合わせに対して、回答文を作成する問題です。
日本の習慣等に関する質問に対して、短時間で回答を纏める能力と、それを英文にする能力が必要になってきます。
このためには普段から、自分の意見が直ぐに言えて、英文で纏められるようにしておく必要があると思います。
この問題に対して割り当て可能な時間は15分程度と思われること、回答文は100語と指定されていることから、過去問題集等で英作文の作成練習を行っておく必要があると思います。
また、レターやEメールを作成する際の基本事項(前書きや後書き等)を覚えておく必要があります。
リスニング対策として普段から多くの英語を聞く必要がありますが、試験開始1ヶ月前くらいからは、英検準1級試験リスニングテストの英文問題を聞き始めてリスニングテストに慣れておく必要があると思います。
私が受験した時と比べると、Part3 “Real-Life形式の内容一致選択“問題が追加され、問題数及び合計点が増えているので十分なリスニング対策が必要と思います。
全てのPartにおいて、全体内容を把握できるように英文を聞き取る必要があると思います。
Part1の会話文については、どのような状況で話題は何であるのかを把握できるようにする必要があります。
また会話の結果、”結末がどのようになったのか”、”これからどうなるのか”、を問う問題が多いので、結末を聞き逃さないよう話し全体を把握できるようにしておく必要があります。
私の一番のオススメは、『英検準1級総合対策教本
この参考書は私の個人的感想ですが、現在販売されている英検準1級対策用の参考書としては、最高レベルの参考書ではないかと思います。
この参考書では、Vocabulary, Reading, Writing, Listening, Speakingの5のChapterに分かれていて、各項目において英検準1級合格に必要な対策について纏められています。
1) Chapter 1 Vocabulary
ここでは英検準1級合格に必要な語彙力の強化方法について記載があります。特に、
単語を接頭辞、接尾辞、語根とに分類して語源的意味から単語の意味を推測する事に関する記述があります。
この参考書で、数ページわたって接頭辞、接尾辞、語根の代表例が挙げられているので、知らない単語が出ても意味の推測が出来るように、覚えておくべきだと思います。この他、基本動詞の類義語や多義語についての記載もあります。
2) Chapter 2 Reading
長文の語句空所補充問題と長文の内容一致選択問題について、解答のポイントが記載されています。また読解力の向上の為のコツなどや、パラグラフリーディング方法についての記載があります。
3) Chapter 3 Writing
英検準1級の英作文問題について解答のポイントやライティング力向上の為のポイントについて記載があります。
4) Chapter 4 Listening
この参考書では英検準1級のリスニング形式問題が収録されており、リスニング問題を解くための多くの対策について説明がされています。
また、さまざまなリスニング・トレーニング方法についての紹介がされていますので、市販の教材でトレーニングを行うと良いと思います。
自分が英検準1級を勉強していた時はディクテーションやリピーティングのような勉強のおかげで、英検準1級に合格できたと思っています。
この本では、学習方法について多くの内容を盛り込んでいる参考書であるため、問題だけを多く取り入れた問題集と比べると問題数が少なく感じるかもしれませんが、過去問題集と併せて勉強すればよいと思います。
本書では、2次試験対策についても詳細に記載がありますので、2次試験対策もしっかり行える参考書だと思います。
最後に、2004年以降のリニューアルによって英作文が追加された事により、英検準1級試験は『読む・書く・聞く・話す』の4技能全般にわたって、英語総合力が試される試験となりました。
従い、英検準1級に合格できれば、高い英語の運用能力を持っていることをアピールできると思います。
英検準1級試験の2次試験対策については、下記のリンク先にて御紹介をしています。
英検準1級の二次試験対策についてのページへ
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